Famiglia Pomponio ・アブルッツォの自然と家族が育むオリーブオイル
共有
ファミリア・ポンポニオの物語・「家族」という名の世界
家族---それは、重みのある言葉でありながら、しばしば使われすぎてしまう言葉。
それは、閉ざされた小さな世界にもなれば、無限に広がる世界への扉にもなる言葉。
ポンポニオ家にとって「家族」とは、オリーブオイルづくりの世界に身を委ね、この土地と共に生きることを意味しました。そして時を経て、彼らは遠く懐かしい情熱をあらためて見つめ直し、より深い理解と豊かな経験を携えて、再び原点へと帰ってきたのです。

古くから受け継がれてきた、ポンポニオ家の伝統
それは1888年から続くオリーブの木々と共に、100年以上の歴史を育んできました。
彼らが紡ぎ出すのは、古くて新しい、「オリーブオイル」という芸術。
その一滴一滴には、家族の想いと、時を重ねてきたぬくもりが込められています。
多くの土地でオリーブ畑が姿を消し、ブドウ畑に変わっていった時代にあっても、ポンポニオ家は流されることなく、オリーブへの信念を守り続けてきました。
オリーブオイルへの情熱が再び芽生えたのは、ちょうど創業から100年後のことでした。
祖父ウンベルトが搾油所を手放そうとしたその時、息子のアントニオがこう言いました。「やめよう。もう一度、手をオリーブで汚そう!」
その一言が、家族全員を再びこの道へと引き寄せました。母アンジェリカ、そして若きロベルトとフィオレンツォ。家族の絆が重なり合い、1985年、FAMIGLIA POMPONIO は新たな物語を歩み始めたのです。

テッリトーリオ --- アブルッツォの大地
海風と山風が交わるアブルッツォの高地。穏やかな気候、潮の香り、力強い土壌 --- それらが重なり、オリーブの実を豊かに育む理想的な環境が広がっています。
ほどよい密度で植えられたオリーブの木々は、この自然環境の中で健やかに育ち、澄んだ香りと印象的な味わいを生み出します。

伝統を守りながら、環境に配慮した生産にも取り組んでいます。オーガニック農園の拡大や再生可能エネルギーの活用、リサイクル可能な資材の採用など、自然と向き合う姿勢を大切にしています。
現在 ポンポニオ は、単一品種のオリーブオイル、複数品種のブレンド、オーガニックオイル、フレーバーオイルなど、さまざまなラインを展開しています。それぞれのオイルには、品種や土地の個性が生かされており、料理に合わせて選ぶ楽しさがあります。


ポンポニオ家の物語は、オリーブオイルの話であって、オリーブオイルだけの話ではありません。それは、大地への敬意、家族の絆、そして世代を超えて受け継がれる情熱の物語です。
1888年から続くオリーブの木々、祖父の搾油所を守ろうとしたアントニオの一言、そして家族全員が再び集まったあの瞬間――そのすべてが、一本のボトルの中に静かに宿っています。
ポンポニオのオリーブオイルを手に取るとき、あなたはただの調味料ではなく、アブルッツォの風と、ある家族の100年以上の歴史を、食卓に迎え入れているのです。
